2026-10-09
16チーム中13チームが入れていた ― トリオクエストTop16の答え合わせ
6日前、トリオクエストの参加者700名のデッキ分布をまとめたとき、最後をこう締めました ―― 「使用率の上位がそのまま勝ち残るのか、それとも狙って持ち込まれたサファイアが刺さるのか。出たらまたまとめます。」
答えが出ました。両方でした。
公式が、決勝ラウンドへ進んだ上位16チーム・48人のデッキを公開しています。全参加者の分布と並べると、こうなります。
全体の分布と、Top16の分布
左が全参加者700名超(10月3日の公式記事)、右がTop16の48人(今回の公式記事)です。通過率は右÷左で、1より大きいほど「使った人の割合より、勝ち残った人の割合が高い」ことになります。うちが計算した数字で、公式のものではありません。
ルビー/サファイア 10.5% → 14.6%(7人)/通過率1.39
アンバー/エメラルド 19.6% → 27.1%(13人)/通過率1.38
アンバー/スティール 19.4% → 22.9%(11人)/通過率1.18
エメラルド/スティール 12.9% → 12.5%(6人)/通過率0.97
エメラルド/サファイア 9.2% → 6.3%(3人)/0.68 | サファイア/スティール 3.2% → 2.1%(1人)/0.65 | アンバー/ルビー 6.6% → 4.2%(2人)/0.63 | アメジスト/ルビー 6.6% → 4.2%(2人)/0.63 | アメジスト/サファイア 4.0% → 2.1%(1人)/0.52
エメラルド/ルビー 3.0% → 0%(0人)/通過率0.00

使用率1位のアンバー/エメラルドは、そのまま通過率でも上位でした。同時に、狙って持ち込まれたルビー/サファイアも刺さっていました。どちらか一方ではなく、両方が起きています。
16チーム中13チームが、同じデッキを入れていた
この大会で一番はっきりしているのは、割合よりもこの数だと思います。
アンバー/エメラルドの使用者は13人。チーム戦では同じ色の組み合わせを1チームに2人置けないので、13人=13チームです。Top16のうち81%のチームが、このデッキを1枠使っていました。入れていなかったのは3チームだけです。
公式が調べた組み合わせの表にも、同じことが出ています。上位4デッキから3つを選んだチームのうち、アンバー/エメラルドを含まない組み合わせ(アンバー/スティール+ルビー/サファイア+エメラルド/スティール)は0チームでした。
つまり、Top16の構成はほぼ「アンバー/エメラルド+あと2つ」でした。残り2枠で何を受け持つかが、チームごとの判断になっていた形です。公式は上位4つを「ビッグ4」と呼んでいて、48人中37人(77%)がここに収まっています。
0人だったデッキのこと
エメラルド/ルビーは、全体で3.0%(20人前後)使われて、Top16に1人も残りませんでした。

このデッキは、うちが1週間前に《ワサビ - バトルに備えろ!》のコンボとして記事にしたものと同じ色です。書いた直後の大会で、通過率0でした。
ただし、うちが紹介したのはハイペリアシティの新カードを入れた形で、トリオクエストはその発売前(10月16日発売)です。同じ色でも中身は別物なので、「あの記事が外れた」とは言えません。それでも、0人という数字は書いておきます。都合の悪い数字を落とすと、残った数字も信用できなくなるので。
逆に上振れたのがアメジスト/エメラルドです。全参加者の表では「その他5.1%」に埋もれていたのに、Top16には2人(4.2%)います。名前が付いていなかったデッキが勝ち上がった形です。
11月1日のCCQに持っていく人へ
この数字がそのまま効いてくるのが、10月31日・11月1日のディズニーロルカナCCQ大阪です。難波御堂筋ホールで、1開催330名。公式の記事も最後にこの大会を案内しています。
ただし条件が1つ変わります。CCQは個人戦です。トリオクエストは「1チームに同じ色は1人まで」という縛りがあったので、アンバー/エメラルドが13人で頭打ちになっていました。その蓋がなくなります。個人戦なら、使いたい人は全員使えます。
縛りがあってなお27.1%だったデッキが、縛りなしで何%になるか。当日はアンバー/エメラルドに当たる前提で持ち込みを決めるのが安全だと思います。
アンバー/スティール(アンステ)を持っていく人には、もう一つあります。Top16の22.9%がアンステです。同型に当たる確率が高い。うちがAIに2,200試合回させたときも、同型だけが弱点として出ていました。当日いちばん多く踏むのは、たぶん自分と同じデッキです。
紹介された2つのデッキ
公式が中身まで紹介しているのは2つです。
こんがり選手のサファイア/スティールは、《ダークウィング・ダック》で固めたミッドレンジ。意志力1だけど魔除を持つ《ダークウィング・ダック - ドレイク・マラード》を変身元にして、《ダークウィング・ダック&ランチパッド - セントカナード最高の男たち》へ繋ぎます。サファイア/スティールは全体でも3.2%、Top16で1人という少数派でした。
優勝チーム・スティーチ選手のアンバー/スティールは歌ミッドレンジ。目を引くのは《A WHOLE NEW WORLD》ではなく《ビヨンド・ザ・ホライズン》を採っている点で、公式は「効果範囲が任意だから」と説明しています。A WHOLE NEW WORLD は強制なので、相手の手札も増やしてしまう。アンバー/エメラルドが相手だと、それが手助けになることがあるという理屈です。

一番多いデッキを意識して、定番カードを1枚入れ替える。使うカードを選ぶのではなく、使わないカードを選んでいるのが面白いところです。
ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局 Vol.35~トリオクエスト注目デッキ紹介~(タカラトミー公式、2026年10月9日)より
⚠️ Top16の人数・割合・組み合わせ・デッキ解説は、上記の公式記事で発表されたものです。「通過率」はロルカナギルドが計算した数字で、公式が出したものではありません。10月3日の公式記事(全参加者のデッキ分布)と、今回のTop16の分布を割ったものです。母数は48人しかありません。1人が2.1ポイントに相当するので、人数の少ないデッキの比は大きく揺れます。順位の入れ替わりを読む材料にはなりますが、1.39と1.38の差に意味はありません。
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