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2026-08-24

デジタル版、23枚しかない新レアリティ、悪役のシーズン ― D23で発表されたロルカナのこれから

8月15日・16日は日本一決定戦2026でしたが、ちょうど同じ週末、アメリカではディズニー最大のファンイベント「D23: The Ultimate Disney Fan Event」が開かれていました。

姫ちゃん

そこでロルカナのパネルがあり、かなりの量の発表がまとめて出ています。日本一決定戦を追いかけていて見逃していた方も多いと思うので、あらためて整理しておきます。

新セット「ハイペリアシティ」と新キーワード能力「ブースト」については、日本一決定戦の生配信でも発表があり、別の記事でお伝えしました。この記事では、そこで触れなかったものを扱います。

デジタル版が正式に開発中と発表されました

いちばん大きいのは、ロルカナのデジタル版が正式に開発中だと発表されたことだと思います。対応はPCとモバイルの両方です。

姫ちゃん

リリース時期も、価格も、開発体制も、まだ何も出ていません。公式サイトに専用ページができて、続報を受け取る登録ができるようになった、という段階です。

日本語に対応するかどうかも、今回の発表には含まれていませんでした。日本語版はタカラトミーさんが展開している一方、デジタル版は開発元のラベンスバーガー側の発表なので、そのあたりがどうなるのかは続報待ちです。

紙のカードを集める楽しさとは別のところで、対戦相手を探しやすくなるのは大きいと思います。近くに遊べる人がいない方にとっては、特に。

1種につき23枚だけ ―「Illustrious」という新レアリティ

2027年の第1弾となる「Into the Inkdark」から、「Illustrious」という新しいレアリティが登場します。

姫ちゃん

1セットにつき6種類、そしてそれぞれ23枚しか刷られません。カードにはシリアルナンバーが入ります。

手に入れる方法も新しく、「コレクターブースター」という新しい商品からの排出になります。中身は特殊加工のフォイルカード12枚とのことです。

6種類×23枚ということは、世界中で138枚しか存在しないことになります。これまでのエンチャントレアとも、また違う次元の希少さですね。

2027年は2つのセットが予定されています

Into the Inkdark(2027年第1四半期)は、ヴィランズが主役のセットです。中心となるのはヘラクレスのハデス。最初に公開されたカードは「Maleficent – Biding Her Time」でした。

日本語版では「悪役暗躍・インクダーク」という名前で、こちらも既にキュレーターズ・ライブラリー収録カードが公開されています。新キーワード能力「ブースト」が入るのもこのセットです。

Cosmic Quest(2027年第2四半期)は、宇宙をテーマにしたセット。ディズニーのキャラクターたちが宇宙的な姿で描かれるとのことで、こちらはまだ情報が少ないです。

美女と野獣35周年のコレクション

「Curator's Collection(キュレーターズ・コレクション)」の次の題材が、美女と野獣に決まりました。35周年を記念した内容になります。

名前が似ていますが、日本語版の「キュレーターズ・ライブラリー」とは別物です。 キュレーターズ・ライブラリーは、日本語版が英語版のカードプールに追いつくために、12弾以降のブースターパックへ加わった7枚目の枠のこと。一方こちらのキュレーターズ・コレクションは、海外のディズニーパークやディズニーストアで売られるコレクター向けの商品で、7月にはヒロインたちを集めた第1弾が出ていました。

収録は6枚。Belle – Hidden Archer、Beast – Tragic Hero、Gaston – Intellectual Powerhouse、Lumiere – Fiery Friend、Mrs. Potts – Enchanted Teapot、そして歌カードの Be Our Guest です。

姫ちゃん

全カードがステンドグラス風の加工になっているそうです。あの映画のオープニングとエンディングを思うと、これ以上ないモチーフだと思います。

発売時期は、この記事の執筆時点では発表されていません。販売は一部のディズニー店舗が予定されているとのことです。

パークとクルーズ船にも広がります

2027年、エプコットの「International Festival of the Arts」にロルカナが再登場します。2026年の反響を受けての続投とのことです。

姫ちゃん

そこで、フィグメントが初めてカードになります。エプコットのマスコット的存在として親しまれている紫色の小さなドラゴンで、日本のパークにはいないキャラクターです。

また、船内で遊べる「Collection Quests」が、2027年以降ディズニー・クルーズラインの各船に拡大されることも発表されました。

本も出ます

Disney Lorcana Visual Guideが2027年2月1日に発売予定です。これまでのカードのアートワークを大きなサイズでまとめた本になるとのこと。

さらに、ロルカナの世界を描く初の小説「Quest of Wonders: An Illumineers Lorebook」も発表されました。購入者にはペガサスのプロモカードが付くそうです。

カードの外側にも世界が広がっていくのは、遊んでいる側としては嬉しいですね。

累計28億枚、計画は2029年の先まで

パネルでは数字の話もありました。ラベンスバーガーのTCG責任者エレイン・チェイス氏によると、発売以来の累計販売枚数は28億枚を超えたとのことです。

そして、2029年より先まで計画があることも明言されました。2023年に始まったゲームですから、少なくとも今後数年は続いていく前提で作られているということになります。

競技シーズンの名前は「Season of Villainy」

大会のほうも動いています。8月16日の記事で「CCQのスケジュールや賞品の中身は出次第お伝えします」と書きましたが、公式サイトの大会ページに情報が出ていました。

2026〜2027シーズンの名前は「Season of Villainy」。悪役がテーマで、これは同シーズンの新セット「Into the Inkdark(悪役暗躍・インクダーク)」と揃えてあります。

姫ちゃん

賞品の目玉はシリアルナンバー入りの金色のハデスのカードで、世界7つの地域それぞれで用意されるとのことです。

そしてD23の会場そのものが、今シーズン最初のCCQの舞台になりました。8月15日に予選、16日に上位トーナメントという日程で、2027年の北米選手権への出場権を懸けた戦いが行われています。日本一決定戦とちょうど同じ日でした。

海外のチャレンジは、どう戦うのか

海外のチャレンジ大会の中身も公開されています。日本のチャレンジとは運用が違うので、あくまで海外の形として読んでください。

初日はスイスドロー9回戦、しかも3本先取(Bo3)。翌日は上位16名によるシングルエリミネーションで、決勝だけは5本先取(Bo5)という形です。使用できるのは英語版のセット9〜13に絞った「Core Constructed」というフォーマットになります。

賞品は順位ごとに細かく決まっていて、参加するだけでフォイルのプロモカード、ベスト8に入るとシリアル入りの金のミッキーマウスと世界選手権への招待、優勝すると未裁断のフォイルシートとトロフィー、といった具合です。

姫ちゃん

個人的にいいなと思ったのが、8〜12歳と13〜17歳のユース部門が全大会に用意されていることです。専用のプロモカードとプレイマットもあって、そこでしか手に入りません。

世界の日程 ― アジア太平洋には神戸が入っています

2026〜2027シーズンのチャレンジは、世界7地域で開催されます。アジア太平洋の日程はこの2つです。

神戸(日本)は2026年9月6日バンコク(タイ)は2026年10月31日〜11月1日。神戸は先日お伝えした「チャレンジ 2026 Autumn 神戸」のことで、世界のシーズンの中にきちんと組み込まれている形になります。

北米はタンパ(12月)、ミルウォーキー(2月)、ラスベガス(4〜5月)、ポートランド(6月)、トロント(7月)の5会場。ヨーロッパはロンドン(11月)、トリノ(3月)、リヨン(5月)、ユトレヒト(5月)、デュッセルドルフ(7月)の5会場です。

姫ちゃん

なお、ひとつ前の2025〜2026シーズンの締めくくりはこれからで、北米選手権が8月28〜30日にディズニーランド・ホテルヨーロッパ選手権が9月11〜13日にディズニーランド・パリで行われます。会場がディズニーというのが、このゲームらしいところです。

日本語版はどうなるのか

ここまで英語版の話をしてきましたが、日本語版の状況も並べておきます。

日本語版の最新弾は7月発売の「ヴァインズ・アタック!」で、次の「ハイペリアシティ」は10月16日発売予定と既に発表されています。その次の「悪役暗躍・インクダーク」も、日本語名とカードの一部が公開済みです。

姫ちゃん

つまりセットの展開については、日本語版は英語版とほぼ並んで進んでいます。1年待つ、というような状況ではありません。

一方で、デジタル版の日本語対応、パークやクルーズの企画、書籍の日本語版については、今回の発表には日本向けの情報が含まれていませんでした。このあたりは続報が出次第、またお伝えします。

公式サイトの大会ページ、Disney Parks Blog「Reveals and Announcements from the Disney Lorcana Panel at D23 2026」ほか

⚠️ 海外発表のため、記載しているセット名・製品名・大会の運用は英語版のものです。日本語版での名称・発売時期・大会形式はタカラトミーからの発表をお待ちください。日本語名が発表済みのものは日本語名(ハイペリアシティ、悪役暗躍・インクダーク)、未発表のものは英語名のまま書いています。発売時期が明示されていないものは「未発表」としました(海外メディアの間で時期の記述が食い違っているものがあり、確認できたものだけ日付を入れています)。