2026-08-16
55人中2人だけ、その2人とも決勝へ ― 《TOUCH THE SKY》×《パラダイスの滝》のコンボ解説
日本一決定戦2026の決勝ラウンド配信、しゆ選手のデッキ紹介の中で触れられていたコンボが、とても面白い動きをしていました。
使うのはたった2枚。《パラダイスの滝 – エキゾチックな目的地》と、歌カードの《TOUCH THE SKY》です。
2枚が噛み合うと、何が起きるのか
まずは《パラダイスの滝 – エキゾチックな目的地》。コスト4のエメラルドのロケーションで、素のロアは1です。
ここに「いい眺めだな」という能力があります。あなたのキャラクターがこのロケーションにいる間、このロケーションは+3ロアされる ― つまりキャラクターを1体置くだけで、ロア1のロケーションがロア4に化けます。
そしてもう1枚が《TOUCH THE SKY》。コスト2、スティールの歌カードで、効果は 「あなたのキャラクター1体をコストを支払わずにロケーション1つに移動させる。その後、そのロケーションのロアと同じ数のカードを引く」。
お気づきでしょうか。移動した瞬間に滝のロアは4になっているので、引ける枚数もそのまま4枚になるんです。
しかも、実質0コストで撃てる
《TOUCH THE SKY》は歌カードなので、コスト2以上のキャラクターをエグザートすれば、インクを支払わずに歌えます。
つまりこの4枚ドローに、実質的なコストがほとんどかかっていません。滝を置いてキャラクターを1体エグザートするだけで、手札が一気に補充されるわけです。
さらにロケーションは、自分のターンの始めにロア値の分だけロアが入ります。滝にキャラクターが立っている限り、毎ターン4ロア。ロア20で勝ちのゲームで、これは相当な速さです。
「引く」と「ロアを伸ばす」を1枚のロケーションが同時に担っている ― ここがこのコンボの本当に強いところだと思います。
55人中2人。その2人とも決勝ラウンドへ
気になったので、当サイトのデッキ検索に登録した日本一決定戦2026の参加者55名分のデッキリストを調べてみました。
《TOUCH THE SKY》と《パラダイスの滝》を両方採用していたのは、しゆ選手とケン選手のたった2名。しかも2人とも4枚ずつのフル投入で、そして2人とも決勝ラウンド(トップ8)に進出しています。
55人中2人ということは、採用率にすると3.6%ほど。その全員が決勝に残った計算になります。
もちろん2人という数字はサンプルとしては小さいので、これだけで「最強のコンボ」と決めつけるのは早計です。ただ、少数派の選択がきちんと結果につながっているのを見ると、やっぱり気になってしまいますね。
最後にひとつ
2枚とも、単体で見ればそこまで派手なカードではありません。ロア1のロケーションと、移動してカードを引くだけの歌カードです。
それが組み合わさった瞬間に、コスト0で4枚引いて毎ターン4ロア、という別物の動きに変わる ― こういう噛み合い方を見つけた人がいるんだ、と思うと、それだけで少し嬉しくなります。
⚠️ このコンボは2026年8月16日の公式生配信内、しゆ選手のデッキ紹介の中で紹介されていたものです。カードの効果テキストは当サイトのカードデータベース、採用状況は当サイトのデッキ検索に登録した日本一決定戦2026の55名分のデッキリスト(公式コラムで公開されたデッキURLをもとに取得)に基づいて確認しています。試合中に実際どの場面で使われたかについては、配信アーカイブをご覧ください。

