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rules · Class 08 · 約23分

β版 ― Lore Guide Institute の Localization 担当として作った日本語訳で、Institute 側の確認を経た正式版ではありません。原文と食い違うところがあれば、原典(英語)が正です。

ルール クラス08 上級ルール演習 I ― 変身、コスト、支払い

原典: Lore Guide Institute, Rules Class 08 “Advanced Rules Lab I: Shift, Costs, and Payment” https://institute.lorcanajudges.com/learn/rules-08-shift-costs-payment/ この日本語版は Lore Guide Institute のコンテンツをもとにしています。 所要時間の目安: 約23分 / 小テスト9問

対象: 競技イベントの会場に立ち、変身・コスト・カードをプレイするためのインクの支払いについての質問に対応しようとしているロアガイド。

このクラスで身につくこと

  • カードのコストとそのカードに支払われた量を区別でき、割引のあとにコストを参照する効果を裁定できる
  • カードをプレイする4つの手順をたどり、複数の代替コストが当てはまりうるときに1つを選び、コストを支払わずにプレイすると何が飛ばされるかを説明できる
  • 支払いの修正がどのカードに当たるかを判断できる ―― 代替コストで払ったカード、コストを支払わずにプレイしたカード、次に出す特定のクラスのカード、そしてまだ手札にあるカード
  • 変身したキャラクターが、下に敷かれたカードから何を引き継ぐか、そして変身の亜種ごとの違いを説明できる
  • 歌のルール、歌声、歌うコストへの加算、合唱のもとで、誰がその歌を歌えるかを割り出せる

先に読むことを勧めるクラス: ターンの構造、ステップとフェイズ / キーワード能力


このクラスは、プレイヤーがカードをプレイするために何を払うのかを順に見ていきます ―― カードのコストと支払われた量の違い、カードをプレイする4つの手順、支払いを変える効果、変身したキャラクターが引き継ぐもの、そしてどのキャラクターがどの歌を歌えるか。ほとんどすべてが、総合ルールの2つの節 1.5(コスト)と 4.3(カードをプレイする)、および変身・歌声・合唱のキーワード能力の項目から来ています。

訳注(条文番号のずれ): 英語版 Comprehensive Rules と日本語版総合ルールでは、 **8章のキーワード能力の番号が1つずれています。**英語版で 8.10 が Shift(変身)に当たる箇所は、 日本語版 v2.2.0 では 8.9 です。本文の引用番号は原文のまま残しますが、 日本語版で引くときは次のように読み替えてください。

原文(英語版CR) 日本語版 総合ルール v2.2.0
8.10(Shift) 8.9(変身)
8.10.2 エグザート状態の引き継ぎ 8.9.2
8.10.4 乾き状態の引き継ぎ 8.9.4
8.10.6 ダメージの引き継ぎ 8.9.6
8.10.7 重なり全体が一緒に場を離れる 8.9.7
変身の亜種の一覧 8.9.8(結合は 8.9.9)

日本語版では 歌声が 8.10、合唱が 8.11 です。


01 コストと、支払われた量

カードのコストは、カードの左上に書かれた数字で、インク・コストとも呼びます。〔1〕プレイヤーがそのカードにいくら払うかを変える効果はたくさんありますが、そのどれも、この数字を変えません。

要となるルール: コストは変えられない。ただし、支払われる総量には影響を与えられる。〔2〕

総合ルールは、支払われる量への調整を支払いの修正(payment modifier、要確認)と呼びます。支払いの修正が影響するのは、そのカードをプレイするために支払われる量だけで、カード自体のコストには決して影響しません。〔2〕したがって、別の効果がコストを読む・参照する・数えるとき、それが見るのは印刷された数字です。いくら払われたかは関係ありません。

たとえば、このターン次にプレイするキャラクターのインクの支払いが2減る効果があり、プレイヤーがコスト4のキャラクターを2インクでプレイしたとします。そのキャラクターのコストは、依然として4です。「コスト2以下のキャラクターを手札に戻す」という対戦相手の効果はそれを選べません。「コスト4以上のキャラクターを退場させる」効果は選べます。

歌声のように、プレイヤーの支払い方を変える効果も、インク・コストは変えません。〔3〕そしてコストは全額が支払われなければなりません。カードのコストを全部は支払えないなら、**そのカードはプレイできません。**また、ひとつの支払いは、一度にひとつのコストにしか当たりません。〔4〕

02 カードをプレイする手順

**カードをプレイすることは、決まった手順です。**そして、コストについての質問のほとんどは「それがどの手順で起きたか」という質問です。〔5〕アクティブ・プレイヤーは、手札のカードを宣言し、そのコストを支払うことでプレイできます。カードをプレイできるのはアクティブ・プレイヤーだけで、自分のターン中だけです。〔6,5〕手順は、プレイできるすべてのカードで同じです。

  1. プレイヤーは、プレイしようとするカードを宣言し、手札から公開する。〔7〕
  2. プレイヤーは、どう払うかを宣言する ―― インク・コストで払うのか、代替コストで払うのか。複数の代替コストが当てはまりうるなら、1つを選び、ほかは無視します。そのカードをコストを支払わずにプレイするなら、その代替コストが即座に選ばれ、プレイヤーはすべてのコストを無視し、手順はカードが場に出るところまで飛びます。〔8〕
  3. プレイヤーは総コストを決める ―― インク・コストまたは代替コストに、支払いの修正を加えたもの。〔9〕
  4. **プレイヤーは総コストを支払う。**インクは、その枚数のレディ状態のインク・カードをエグザートして支払います。それ以外のコストは、カードの指示どおりに支払います。支払う順番は自由ですが、それぞれ全額を支払わなければなりません。〔10〕

要となるルール: 複数の代替コストが当てはまりうるなら、プレイヤーは1つを選び、ほかは無視する。〔8〕

総コストが支払われると、カードは場に出て、「プレイされた」ことになります。キャラクター、アイテム、ロケーションは場に出ます。変身でプレイされたキャラクターは、場に出るときに、その変身コストが指す相手のカードの上に置かれます。〔11,12〕アクションは場に出て、その効果が直ちに解決し、カードは捨て札へ行きます。〔13〕

この手順の間にバッグに入った誘発能力は、手順が完了してから解決します。〔14〕「このキャラクターをプレイしたとき」と書かれた能力は、カードが場に出た時点で条件を満たします。〔15〕すでに場にあるカードの、「他のカードがプレイされたとき」に誘発する能力も同じです ―― そのカードの上に別のカードが置かれた場合、キャラクターの「あなたがキャラクターをプレイするたび」の能力は、そのキャラクターの上に変身されたときにも誘発します。〔16〕

03 3つの代替コスト

代替コストとは、カードのインク・コストの代わりに支払えるコストです。プレイヤーは、カードをプレイする手順2でそれを選びます。〔17〕総合ルールは3つを挙げています ―― 歌を歌うこと、キャラクターに変身すること、そしてコストを支払わずにプレイすること。〔18,19,20〕同じカードに2つを支払うことはできません。****合唱を持つ歌は、たとえば**「歌のルールでキャラクター1体が歌う」「複数のキャラクターがまとめて歌う」の2通り**を提供しますが、プレイヤーはそのどちらか一方を選びます。〔8,21〕

コストを支払わずにプレイする

要となるルール: 能力や効果の解決の一部として、プレイヤーがカードを**「コストを支払わずに」**プレイするよう 指示されたとき、プレイヤーはすべてのコストを無視し、ほかの代替コストを支払ってそのカードをプレイすることを選べない。〔22〕

総合ルールの例は《プライドランド – ジャングルのオアシス》と《ドナルドダック – パイ投げ名人》です。ロケーションの「俺たちのマイホーム」は、そのロケーションを退場させて、捨て札からキャラクターをコストを支払わずにプレイさせます。プレイヤーは《ドナルドダック》を選びます。彼は変身4を持ち、場に別の《ドナルドダック》がいるかもしれません。それでも変身コストは支払えません。彼はロケーションの効果を解決する一部として、別個のキャラクターとして場に出るからです。〔22〕

彼の「いっパイ食えよ」は、プレイされたときに、それに変身を使ったなら各対戦相手にロアを2つ失わせます。コストを支払わずにプレイされた以上、変身は使っていないので、ロアは失われません。〔23〕

この方法でカードをプレイしたことによる誘発能力はバッグに入りますが、指示を出した効果が完全に解決するまで解決を待ちます。〔22〕別の効果の解決中にプレイされたカード全般について、この順序は ルール クラス09 が扱います。

**能力を「コストを支払わずに」使うのは、これとは別です。**プレイヤーは、そのカードをエグザートすること以外のすべてのコストを無視します。〔24,25〕**エグザートが能力のコストの一部なら、カードはやはりエグザートされます。**能力のコストにエグザートの記号が無いなら、コストを支払わずに使ってもエグザートは足されません。「このアイテムをエグザートし、2インクを支払う」という能力を持つアイテムなら、アイテムはエグザートされ、2インクは支払われません。

04 支払いの修正

支払いの修正は、支払われる量を下げたり(「このターン、あなたが次にキャラクターをプレイするコストの支払いは1インク減る」)上げたりします。これは手順3で、プレイヤーが手順2で選んだコストに対して適用されます。インク・コストでも代替コストでも同じです。〔9〕キャラクターをプレイするコストの支払いが1インク減る効果を持つプレイヤーが、変身コスト4でキャラクターをプレイするなら、支払うのは3です。

**4.3.6 節が、「修正がどのカードに当たるか」についての3つの疑問に答えています。**それぞれ、総合ルール自身の例つきです。〔26〕

次に出す1枚 ―― 代替コストで払っても同じ

「次にプレイする[種類]」への修正は、その継続時間の中で次にプレイされたその種類のカードに当たります。プレイヤーが代替コストを払った場合も同じです。〔26〕

《先生 – 7人のこびとのおかしら》がクエストし、「平等に分け合うんだ」によって、**このターン次にキャラクターをプレイするコストの支払いが1インク減ります。**プレイヤーは続けて《まさにその時》(「コスト5以下のキャラクター1枚をコストを支払わずにプレイしてもよい。」)をプレイし、キャラクターをコストを支払わずにプレイします。****この軽減は、そのキャラクターに当たります。〔26〕軽減したのはゼロの支払いですが、それで使い切りです。次にインクを払ってプレイするキャラクターへ持ち越されることはありません。

次に出す、そのクラスの1枚

修正がクラスを指定しているなら、それは次に出たそのクラスのカードに当たります。同じ種類のカードが先にプレイされても、そちらには当たりません。〔26〕

《パディータ – いっしょに遊びましょ》がクエストし、「次は誰かしら?」によって、**このターン次に子犬・キャラクターをプレイするコストの支払いが2インク減ります。**プレイヤーが次に《フランダー – 引き止め役》をプレイしました。フランダーは子犬ではないので、割引は次の子犬・キャラクターまで待ちます。〔26〕

自分自身への割引 ―― 手札にある間に働くもの

支払いの修正の中には、自分が印刷されているカード自身を指すものがあります。****自己参照の修正は、そのカードが場以外の領域にある間も機能します。そもそもそのカードをプレイするときにしか当たりようがないからです。自己参照でない修正は、そのカードが場にある間だけ機能します。〔26〕

《ル・フウ – すっとこどっこい》の「おべっか使い」は、「あなたの場に《ガストン》という名前のキャラクターがいるなら、このキャラクターをプレイするコストの支払いは1インク減る」 ―― これはル・フウが手札にある間に当たります。

《ガジェット・ハックレンチ – カンペキな甲板長》の「機械いじりの才能」は、「あなたの場にアイテムが3つ以上ある間、あなたが発明家・キャラクターをプレイするコストの支払いは1インク減る」。**ガジェットは発明家ですが、この能力は自分自身を指していないので、ガジェットが場に出て初めて働き始めます。**手札にいる間のガジェットのこの能力は何もしないので、自分自身のコストを下げません。〔26〕

05 変身 ― 変身したキャラクターが引き継ぐもの

変身は代替コストです。〔19〕プレイヤーは手順2でそれを宣言し、手順3で支払いの修正を適用し、手順4で支払います。**キャラクターは場に出るときに、その変身コストが指す相手のカードの上に置かれ、「プレイされた」ことになります。**したがって、そのカードの「このキャラクターをプレイしたとき」の能力は誘発します。〔12,15〕キーワード能力としての定義は ルール クラス04 にあります。ここでは、下に敷かれたカードから何を受け取るかを見ます。

図1 ― 変身の重なりは、下から読む

上: 変身したカード    《エルサ – 冬の精霊》
下: 敷かれたキャラクター 《エルサ – 雪の女王》

           ↑ 状態は「下」から来る ↑

エグザート/レディは一体として   エグザートしているカードの上に置いたなら、
                                 重なりはエグザートした状態で場に出る … CR 8.10.2(日本語版 8.9.2)
“塗りたて”は下から引き継ぐ       下が乾いていれば、その重なりはこのターン
                                 クエストもチャレンジもできる         … CR 8.10.4(日本語版 8.9.4)
ダメージ・カウンターは残る       下にいたキャラクターのダメージをそのまま持つ … CR 8.10.6(日本語版 8.9.6)
重なりは一緒に場を離れる         変身したキャラクターが場を離れるとき、
                                 その下のカードはすべて同じ領域へ行く … CR 8.10.7(日本語版 8.9.7)
下のカードの状態 重なりが場に出るときの状態
乾いた・レディ レディで、乾いた
“塗りたて” レディで、“塗りたて”
エグザート エグザート

**変身の重なりは、1体のキャラクターとして振る舞います。**エグザートしているカードの上に置かれたならエグザートした状態で場に出、**下のカードが乾いていたなら乾いた状態、“塗りたて”だったなら“塗りたて”**で場に出て、そのカードのダメージを持ちます。そして変身したキャラクターが場を離れるとき、重なり全体が一緒に行きます。〔27,28,29,30〕例外は かりそめ変身です ―― その遅延誘発能力は、変身したカードだけを手札に戻します。〔31〕

変身したキャラクターは、上に乗せた相手のカードから状態を引き継ぎます。

  • そのカードがエグザートしているなら、エグザートした状態で場に出ます。〔27〕変身したキャラクター自身の効果が「エグザートして場に出る」と言っているなら、レディのカードの上でもエグザートして出ます。〔32〕
  • そのキャラクターが乾いているなら乾いた状態、“塗りたて”なら“塗りたて”で場に出ます。〔28〕キャラクターでないカードの上に置いた場合は、**そのカードがそのプレイヤーのターンの始めから場にあったなら乾いた状態、そうでなければ“塗りたて”**です。〔33〕
  • そのキャラクターに乗っているダメージを、そのまま持ちます。〔29〕
  • そのキャラクターができたターン行動をすべて行え、**場に出た時点でそのキャラクターに適用されていた効果も引き継ぎます。**ただし、そのキャラクターのテキストは得ません。〔34〕
  • 場を離れるとき、その下のカードはすべて同じ領域へ移動し、それらはもう重なりではなくなります。〔30〕

だから、歌えるかどうかは下のカードで決まります。〔34〕変身したキャラクターをエグザートして歌を歌えるのは、変身したキャラクターが場に出た時点で、上に乗せた相手のキャラクターが乾いていた場合です。そのターンにインク・コストで出したキャラクターは“塗りたて”で、“塗りたて”のキャラクターはエグザートできないので、そのターンは歌えません。歌声を持っていても同じです。〔35〕乾いたキャラクターの上にそのターン変身したキャラクターなら、歌えます。

6つの亜種

総合ルールは変身の亜種を6つ挙げています。どれも変身の能力であり、上のルールにすべて従います。変わるのは条件で、そのうち2つは、そのあとに起きることも変わります。〔36〕どれも代替コストであることに変わりはなく、ほかと同じように宣言し、修正を受け、支払います。

  • [クラス]変身 ― 指定されたクラスを持つ、自分のキャラクター1体の上に置きます。〔37〕《サンダーボルト – 世界一のスーパードッグ》は子犬変身3を持ちます。
  • だれでも変身 ― 自分のキャラクターなら、どれでも1体の上に置きます。〔38〕《ベイマックス – 巨大ロボット》はだれでも変身4を持ちます。
  • おふたり変身 ― カードに書かれた名前それぞれに一致するキャラクターが2体場にいることを要し、その両方の上に、順番は自由に重ねて置きます。〔39〕《ミッキーマウス&ミニーマウス – 大冒険カップル》はおふたり変身0を持ちます。下の2体の状態が違うときは、変身したキャラクターは厳しいほうを取ります ―― 片方が“塗りたて”なら“塗りたて”、片方がエグザートしているならエグザートです。〔40〕
  • まとめて変身 ― 同じ能力の中に変身とおふたり変身の両方を持つもの。自分の名前のひとつを共有するキャラクター1体の上にも、それぞれがひとつずつ共有するキャラクター2体の上にも置けます。〔41〕《サリー&ブー – 怖がらせコンビ》はまとめて変身4を持ちます。2体の上に置いた場合は、同じ状態のルールが当てはまります。〔40〕
  • かりそめ変身 ― 変身と同じように働き、遅延誘発能力を足します ―― そのプレイヤーのターン終了時に、そのカードが場にあるなら、そこからすべてのダメージを取り除き、そのカードだけを手札に戻します。〔31〕下のキャラクターは場に残ります。《ウーおばあちゃん – モーレツ・レッサーパンダ》はかりそめ変身4を持ちます。
  • ポテト変身 ― 《ポテト》という名前の、自分のアイテム1つの上に置きます。下にキャラクターがいないので、そのキャラクターは、その《ポテト》がそのプレイヤーのターンの始めから場にあったなら乾いた状態、そうでなければ“塗りたて”で場に出ます。〔42〕《ポージー – ヴァンパイモ》はポテト変身5を持ちます。

1つの能力が2つの亜種を組み合わせているときは、両方の条件をすべて満たさなければなりません。〔43〕《サン・イー – 赤きパンダの魂》のかりそめレッサーパンダ変身2は、場に自分のレッサーパンダ・キャラクターがいることを要し、ターン終了時にサン・イーは手札へ戻ります。

06 歌を歌う

歌のルール

どの歌も「歌う」ことでプレイできます ―― インクを払う代わりに、その歌のインク・コスト以上のインク・コストを持つキャラクター1体をエグザートします。〔44〕エグザートすることが支払いのすべてなので、そのキャラクターはエグザートできなければなりません。そのターンに場に出たキャラクターは“塗りたて”なのでできません。〔35〕インク・コスト5の乾いたキャラクターは、コスト5以下のどの歌でも歌えます。

歌声N

歌声N は「このキャラクターは、歌カードの代替コストを支払うためにエグザートするとき、本来のインク・コストではなくコストN として扱う」という意味です。〔45〕コストN として数えられるのは、歌を歌うためだけであり、歌をプレイする手順の間だけです。そのキャラクターのインク・コスト自体は変わりません。〔46〕

《アリエル – 麗しい歌姫》はコスト3で歌声5を持つので、コスト5の歌を歌えます。ゲーム内のほかのあらゆる効果にとって、彼女はコスト3のキャラクターです。

歌うコストへの加算

「歌を歌う際にコストが+N されているものとして扱う」という効果は、歌声の値に加算されます。〔47〕総合ルールの例では、コスト2・歌声4 の《アースラ – ヴァネッサ》が《アトランティカ – コンサートホール》にいます。その「水中の音響」は**「ここにいるキャラクターは、歌を歌う際にコストが+2されているものとして扱う」**。したがって、彼女は歌を歌う際にコスト6として数えられます。〔47〕

合唱N

合唱N は、複数のキャラクターでその歌を一緒に歌えるようにします。プレイヤーは、自分のレディしているキャラクターを任意の数(チーム戦ではチームメイトのキャラクターも)エグザートし、そのインク・コストの合計がN以上になるようにします。Nはその歌のインク・コストです。〔48,49〕《大丈夫、家族がいる》はコスト7で合唱7を持つので、インク・コスト4と3のレディしたキャラクター2体で一緒に歌えます。

この方法でエグザートされたキャラクターは、全員がその歌を歌っています。したがって、それぞれの「このキャラクターが歌を歌うたび」の能力が誘発し、バッグに入ります。〔50〕歌声を持つキャラクターは、インク・コストではなく歌声の値を持ち寄ります ―― そのキャラクターはカードをプレイする手順の間、歌を歌うためにコストN として数えられ、合唱でエグザートされたキャラクターはその歌を歌っているからです。〔46,50〕


**この4つの部分それぞれに対応した裁定演習が SC-02、SC-03、SC-04、SC-05 にあります。**答えを開く前に、何が起きるかを自分で決めてみてください。

次: ルール クラス09 は、ダメージ、チャレンジ、置換効果を扱います。


用語について(訳者から)

英語 この訳 出典
Shift 変身 総合ルール 8.9
[Classification] Shift [クラス]変身(例: Puppy Shift =子犬変身) 8.9.8 / カードテキスト
Universal Shift だれでも変身 8.9.8 / 《ベイマックス – 巨大ロボット》
Duo Shift おふたり変身 8.9.8 / 《ミッキーマウス&ミニーマウス – 大冒険カップル》
Combo Shift まとめて変身 8.9.8 / 《サリー&ブー – 怖がらせコンビ》
Temporary Shift かりそめ変身 8.9.8 / 《ウーおばあちゃん – モーレツ・レッサーパンダ》
Potato Shift ポテト変身 8.9.8.6 / 《ポージー – ヴァンパイモ》
Singer N 歌声N 総合ルール 8.10
Sing Together N 合唱N 総合ルール 8.11
cost / ink cost コスト/インク・コスト
alternate cost 代替コスト 歌の項で日本語版の語として確認済み(AI LAB docs/RULES.md)
play a card for free コストを支払わずにプレイする 公式カードテキストの言い回し
classification クラス カードテキスト(「子犬・キャラクター」「発明家・キャラクター」)
the Play zone 場
discard 捨て札
drying / dry “塗りたて”/乾いた 総合ルール 5.1.1.11 / 5.1.1.12
exert / ready エグザート/レディ
The Bag バッグ 総合ルール 7.7
turn action ターン行動 総合ルール 4章
damage counter ダメージ・カウンター 公式Q&Aの表記
payment modifier 支払いの修正(要確認) 日本語版総合ルールでの語を確認する。カードテキストは「コストの支払いは1{I}減る」
Shift stack 変身の重なり(要確認) 8.9.7 は「下に重なっていたカード」。定訳を確認する
delayed triggered ability 遅延誘発能力(要確認) 日本語版での語を確認する

この日本語版は Lore Guide Institute のコンテンツをもとにしています。原典: このクラスの英語版。日本語化はロルカナギルドによるもので、誤りがあればこちらの責任です。

ルールの最終的な判断は、公式の裁定と大会当日のジャッジの案内に従ってください。